理容師とは

理容師とはなんだろう

髪を刈り、ひげを剃って容姿を整える

顔剃りは理容師にしかできない作業

理容師の仕事は髪を切る調髪と顔剃りが二大技術といっていいでしょう。かつては顔剃りの技術にかなりの比重が置かれてきました。理容師が長く使用してきたカミソリが、刃と柄の部分が一体になっていたタイプだったため、仕事の合間に自分でカミソリを研ぐことも重要な作業のひとつでした。

現在のカミソリは刃を交換することができる替え刃型主流になりました。加えて、電気カミソリや安全カミソリが普及したため、顔剃りはかつてほど専門性をもたなくなったといわれていましたが、最近は顔剃りのために理容室を利用する女性客も増えており、従来通りにカミソリを使った顔剃りの技術が今、見直されています。時代によって多少道具が替わっても、「顔を剃る」という行為は、現行の法律的では美容師のみに許された行為なので、理容師の特徴的な技術であることに変わりありません。

理容で使用する主な道具がカミソリ、ハサミ、バリカン、コーム(櫛)、ブラシ、コテ(アイロン)になります。カミソリやハサミは、自分の手になじみ、使い慣れた道具が一番ですから、理容師は皆もたくさんの種類の道具を用意して用途によって使い分けています。今でこそ自分で刃物を研ぐことはなくなりましたが、使用するカミソリは理容師の仕事を主張する道具です。ハサミも床に一度でも落とせば、刃の調整が狂い、使いものにならなくなってしまうため、どちらも大切に取り扱います。

また、理容の仕事の特徴がよく現われているのが椅子です。理容室では、美容室のようにカット台とシャンプー台が分かれていないので、お客さんが移動しません。その場で顔を剃り、ひげを整える作業をしやすくするため、理容の椅子は仰向けに倒すことができますし、体の大きな男の人がゆったり座れるように、重くどっしりとした造りになっています。また、シャンプーの時も移動せず、前かがみでも仰向けでも綺麗に洗髪できるようになっているのが特徴です。

理容師は国家資格

理容を行うには、カミソリやハサミといった刃物を日常的に使用するうえ、多くの人とじかにふれあうことから公衆衛生の対象となり、公衆衛生上必要な措置が取れるような資格が要求されます。そのため理容師になるには、理容師法に基づき、厚生労働大臣指定の養成施設(理容学校)を卒業しなければなりません。その養成施設では技術以外に、消毒法や生理解剖学、物理や化学など、さまざまな知識を学びます。

学校を卒業し、学科・実技ともに国家試験を受けます。そして学科・実技ともに合格し、免許を取ってはじめて法的に認められた理容師になります。

それから3年間働いた実績をもつと、今度は管理理容師の講習があり、それを終了すると理容室を管理する資格をもつ管理理容師になることができます。これは、2人以上の理容師がいる理容室を開くさいには必要とされる資格です。

理容師の技術

理容師の仕事は、理容師法に基づいて「頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えること」ですが、その主な技術を紹介しておきます。
●頭部の技術
シャンプー 頭髪と毛髪を清潔にし、マッサージ効果も与えます。
カット(調髪) ハサミ、カミソリ、あるいは電気バリカンなどを使って髪を切り、形を作ります。国家試験の実技課題のひとつです。
パーマ ロッドやアイロンを使ってパーマネントをかけます。
ヘア・スタイリング ハンドドライヤーなどを使った仕上げの技術です。
スキャルプ・トリートメント ヘッドマッサージなどで頭皮を整える技術です。
ヘア・トリートメント 毛髪を丈夫で美しくする技術です。
カラーリング 染毛技術。ファッションとしての洗髪と白髪染めがあります。
ウィッグ その人に合ったかつらを調整し、被せる技術です。
●頭部以外の技術
シェービング ひげを整えたり、顔剃りの技術です。国家試験の技術課題のひとつです。
フェイシャル 美顔術です。肌をマッサージしたり、トリートメントをして清潔を保ちます。
マニキュア 専用のやすりで爪の形を整え、爪の甘皮を除去し、表面をみがきます。

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