美容師が担う仕事と職場

美容師が担う仕事と職場

主な技術と使用する道具について

美容の技術

美容師の仕事は美容師法に基づいて「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること(美容師法第2条).」ですが、その主な美容技術を紹介しておきます。

シャンプー
頭皮と頭髪の汚れを落とし、マッサージ効果を与える目的の他、パーマやカラーリングのなどのための予洗いもあります。またパーマ液、カラー剤を落とすためにもシャンプーは行います。

カッティング
ハサミ、バリカンを使って髪を切り、ヘアスタイルをまとめるための基礎の形を作る技術。ワインディングなど、国家試験の実技課題の一つです。

カラーリング
大きく分けて髪の色素を取る「ヘア・ブリーチ(ヘアライトニング)」と、髪に直接染色する「ヘア・ティント」の技術があります。LIPSではカラーリングで有名なイルミナカラーも扱っています。

ヘアトリートメント
パーマやカラー剤などの薬剤や日焼け、ドライヤーの熱などでダメージを受けた頭皮や毛髪にマッサージをしたりトリートメント剤をつけ、ヘアスチーマー(加湿器)などで薬液を浸透させたりすることで、毛髪や頭皮を健康な状態に近づける技術です。

ヘアセット
スタイリングの技術には「ブロードライスタイリング技術」と「セッティング技術」があります。セッティング技術はしっかりとしたカール、日本髪やアップのヘアスタイルを作るときに必要な技術です。この技術の基礎になる「オールウェーブ・セッティング」は国家試験の実技課題のひとつです。しかし、現在ではハンドドライヤーとヘアブラシでスタイリングする「ブロードドライ・セッティング技術」を使うヘアサロンが殆どです。

へア・カッティング技術

ヘアスタイルをまとめ上げるための基礎の形を作る技術。単に髪の長さを切るといっても、それでスタイルを作り出すので、デザインによって方法もさまざまです。

ハサミ類は個人の持ち物としていることが多く、値段も数万円~数十万円単位で違い、一度落としただけで調整がずれて使えなくなってしまうことがあるので、スタイリストはハサミにはこだわり、皆とても大事に扱っています。ハサミは美容師の命というスタイリストも少なくありません。

ハサミと一緒に使うコーム(櫛)は全体に歯があり、片方が粗く、もう片方が少し細かくなっているカットコームと呼ばれているものを使用します。美容師法改正から、このカット技術も美容師免許取得の国家試験の実技課題に組み込まれました。

パーマネント・ウェーブ技術

薬液を使って、さまざまな大きさや形のロッドなどで髪にウェーブをつける技術です。髪をロッドに巻く技術であるワインディングにもいろいろな方法や種類があり、カット同様、その時々の流行によってさまざまな方法が用いられます。パーマ液にもいろいろありますが、現在最も多く使用されているのが2浴式コールドウェーブ溶液です。第1液で髪のシスチン(組織)結合を切断し、第2液で形を変えたままシスチンを再結合させるというものです。パーマの薬液はたいへん強く、知識がないと髪を傷めたり、切れやすい状態にしかねません。そのため、美容学校で薬液に関する化学知識も学習します。

ワインディングという技術は国家試験の実技課題になる場合もありますから、みな練習を重ねて習得します。

その他の技術
結婚式で使う和装のかつらやヘアピース(部分かつら)などの「日本髪・かつら・アップ技術」。和服の着付け技術、美顔術、化粧技術(メーキャップ)、ネイル技術、顔、頭皮、全身に対するマッサージ技術などの全身美容、まつ毛エクステなどがあります。

画像タップで電話が掛けられます

お問い合わせフォームが起動いたします。

ページ上部へ戻る